喘息の治療効果をあげる上手な吸入方法

喘息(ぜんそく)治療の中心となる薬は吸入薬です。吸入薬は正しく吸入されて初めて効果を発揮します。喘息のコントロールがうまくいかない原因の一つに、正しく吸入ができてないということがあります。自分の治療薬を知り、正しい吸入方法を確認してみましょう。

▍吸入器による違い
病院で処方される吸入器は大きく分けて以下の2種類があります。それぞれに特徴があるので、整理します。吸入回数や吸入量は薬や病状によって異なります。処方医は薬の特徴を考えた上で患者さんにあった吸入器を選択するようにしています。

  加圧噴霧式定量吸入器(pMDI) ドライパウダー定量吸入器(DPI)
商品名 フルティフォーム、オルベスコ、メプチン、キュバール、フルタイド、アドエアなど レルベア、アニュイティ、シムビコート、パルミコート、アズマネックス、フルタイド、セレベント、アドエアなど
特徴 ・ゆっくり深く吸う
・吸気と噴霧の同調が必要
・使用前によく振って混合する(キュバール、オルベスコは不要)
・アルコール過敏は使用しづらい
・はやく力強く深く吸う
・吸気力が必要
・薬剤セットが難しいものもある
・声かれがおきやすいものもある(薬剤の種類・粒子径にもよる)

その他、ソフトミストインへラー(SMI)という、スピリーバに代表されるものもあります。

吸入療法のコツ
どんな吸入器であっても、副作用を減らして効果的な吸入をするためのコツがあります。
上手に吸入できていると思っても、この機会に確認してみましょう。
・吸入前に息をしっかりと吐く、この時、器具に息を吹きかけない
・舌を吸入器の下に入れ、なるべく下げて吸入するようにする
・吸入後の息止めを3秒以上、きちんと行う
・吸入後に息を吐く時は、口を閉じて、鼻から吐くと良い
・吸入後には、ガラガラ・クチュクチュと水でよくうがいをする
・普段から脱水にならないように、水分を少量ずつ、こまめにとる

*吸入手技の確認は、環境再生保全機構の動画も参考になりますので、ご覧下さい。
*不安があれば、定期的に主治医や薬剤師に吸入手技を確認してもらうと良いでしょう。