血痰・喀血

痰に血液が混ざった場合を血痰、ほとんどが血液そのものである場合を喀血と言います。
嘔吐とともに食べた物と混ざって胃から出る、黒っぽい色の吐血とは区別されます。
口から血液が出てくると驚きますが、血痰や喀血の原因には様々なものがあります。

■症状
血痰や喀血は咳とともに出ます。泡を含み、鮮やかな赤色であることが特徴です。
原因によって、膿のような痰に混ざったり、胸が痛かったり、皮膚にあざができたりします。

■原因疾患
血痰や喀血の原因には、肺癌、肺結核、非結核性抗酸菌症、気管支拡張症、肺炎、肺アスペルギルス症、肺梗塞、心不全などがあります。また血液をサラサラにする薬を飲んでいると、血が固まりにくくなり出血しやすくなります。

診断は胸部X線写真(レントゲン)、採血、喀痰検査、場合によっては胸部CT、気管支鏡検査などで行います。

■治療
治療方法は原因疾患によります。

対症療法としては、安静にして止血剤を投与します。出血部位がわかっていれば、出血側を下に横向きに寝て、健康な方の肺に血液が流れ込むのを防ぐと良いでしょう。

大量に喀血した場合は窒息の危険があり、命に関わるので、緊急で対処する必要があります。