睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に10秒以上の呼吸停止や呼吸の低下を30回以上、または1時間あたり平均5回以上繰り返す状態を、睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome : SAS)と言います。
SASは特殊な病気ではなく、日本では約200万の患者がいて、30万人は治療を必要とするのに、十分に診断されていないと言われています。

■症状
・毎晩大きないびきをかくと言われる
・睡眠中に呼吸が止まっていたと言われる
・昼間いつも眠くて集中力がない
・朝起きた時に頭痛がして、目覚めがスッキリしない
・肥満の傾向がある
・扁桃腺が大きい
・顎が小さい

■合併症
生活習慣病と密接に関係していて、放置すると高血圧、循環器系疾患、脳卒中などの合併症の発生が高まり、生命の危険を招くこともある大変危険な病気です。1時間あたりの無呼吸が20回以上に達するような中等症~重症になると寿命が短くなり、7~8年後には20~30%の人が死亡すると報告されています。
また日中の眠気が原因で重大な交通事故や労災事故の発生につながることもあり、社会問題になあっています。

■検査
簡易検査 : 睡眠中にいびき、酸素飽和度、脈拍などをみるセンサーをつけて調べます。
終夜睡眠ポリグラフ検査(PSG) : 簡易検査に脳波による睡眠状態をみる検査が追加されます。

■治療
・肥満の方はやせるだけで無呼吸が軽くなることがあります。また、横向きに寝るのも有効な場合があります。
・CPAP(シーパップ)療法と言って、鼻にマスクを着けて咽喉に空気を送り込み、咽喉が塞がらないようにする方法があり、もっとも一般的な治療方法です。
・肥大した扁桃腺や軟口蓋を手術で切り取る方法もあります。
・軽症では、夜寝る時にマウスピースを着けて咽喉が塞がらないようにするのも有効です。

*治療方法は検査結果、診察所見によって、個々に選択されます。